go8hi26146’s diary

垂れ流し。心情の吐露。

懺悔の呪いに深淵を閉じ込める

友人にね、瞳が真っ黒な子がいたの。ブラック。ちょっと珍しいよね。だいたいみんなブラウンじゃん。その目を初めてまじまじと見た時、私はその瞳がすごい羨ましくて、当時人と目を合わせるのがすごく苦手だった私だけど、その子の目を見たいだけで苦手を我…

歳とったなぁ

タイトルみたいなことを言うと、大抵の人はお前まだそんな歳じゃなかろうと言うんだけど、体感ではすごい歳とったと思うんだよなあ。 学生って授業とかで常に新しいことを覚えていくじゃない。毎日ちょっとした新鮮さがあるよね。でも社会人になると最初1年…

偽善に殺されたくないので

目を開ければ広がる真っ赤な血の海を、ガラクタのように積み重なった人々を、その頂上で錆び付いて赤黒く変色したナイフを本人も知らずのうちにチラつかせながら 偽善は作り出したガラクタを踏みにじって怒り狂うのだ 必死の思いでガラクタを這い上がった人…

黄金比率と落し物

私なんてそんなたいそうな人間でもないのに、いつでもちっぽけなプライドを守ろうと本心を隠す 大丈夫大丈夫って、うるさいと思う?でも、大丈夫って言ってないと、私の中の「ダメ」に押しつぶされて消えそうなんだ。今、少し寄りかかったら崩れ落ちてしまう…

夏に焦がれし

大した意味は無い。 夏は過ぎ去っていくにはあまりに強烈だから、脳みそが勝手に起こした妄想だ。 蝉は毎年、夏に殺される。 気づけばあの鬱陶しい鳴き声は強烈な日差しの裏にできる影に吸われて、吸われた残りカスがそこらここらに転がっている。 あの鳴き…

夜が秘密を語らないのは全てを飲み込むからだよ。夜は自分の姿を少しも隠そうなんてしないけど、ほかの何かは優しく包んで隠してくれる。臆病な人間たちの休息地だから。何も怖がらないで、何も考えないで、ただその居心地のいい真っ黒の中、誰かの涙かもし…

陳腐な話

「蝉は今年もまた夏から逃げ遅れたんだね」 アイスを齧る、センチメンタル・ロマンチックで安い君の口からそんな言葉が零れ出るでるデル 夏も暮れのはずなのに、未だに太陽はギラリと僕らを睨みつけてくる 太陽よ、そんなにお前はこの僕のアイスクリームが食べ…

人間論

枯れて水に浸されて腐った草の匂いなんて人間の死体の匂いと何ら違いない。なのに、私達はその草の上でのんきに座って鼻歌を歌ったりする。こう言ってる私だって、綿やらなにやら、植物の死骸を編んで作った服を着て、見て、これかわいー!などとほざいてい…

短歌楽しい

無表情の街なら路地裏ゴミ箱の中身の方がよほど鮮やか 人生で2番目くらいに気に入ってる短歌です。中学生の時に読んだNO.6という本から連想しました。意味はそのまま、皮肉です。 短歌出したついでにちょっと語りますが、短歌の解釈って一人一人違うから面白…

高校生の時の私の断片

我々は思っているよりも死を近くに体感している。 吹く木枯らしに舞う茶色くしわしわになった葉っぱは、つい一週間前までは確かに木にしがみつき息をしていた。蜘蛛に捕まり体液を吸われた昆虫は昨晩までは元気に羽ばたいていた。 同じように、我々の体を構…

人間

人間より人間らしく生きていく方が簡単かもしれない。正しいことをして、間違っていることを疎んで、悲しいときには泣いて、楽しい時には笑って。人間って大方こんなもの。だから周りを見て自分のルールをねじ曲げて、自分の感情をこねくり回して、周りから…

青いってこと

青春なんてとうに過ぎ去った。スカートのプリーツをヒラヒラなびかせて道路でバカ笑いしている彼女たちと私は2ヶ月しか違わないのに、私はもう少女では許されない。 「果実が赤く実ったって、青かった時の綺麗さと可愛らしさが忘れられないの」 「春がどこか…

あんこの話

思ったより書くことないので、ポロッと小ネタでも。 あんこって私、ずっと苦手だったんです。当たり前だけど豆の匂いするし、甘ったるいだけでチョコみたいにちょっと苦かったりクリーミーだったり面白みもなくて。全部同じ味。嫌いなのは今でも変わりません…

はじめてみました

ブログ開設しました〜!夢小説にハマった頃からずっとやってみたかったので嬉しいです! 鬱々とした愚痴や暴走した推しカプの話、たまーに詩や短歌や短編小説も上げるかもしれません